2012年10月31日水曜日

イッセイ・ミヤケのプリーツ・プリーズに先駆けたデザイナー 

まるでイッセイ・ミヤケのようなこのドレス
スペインで生まれイタリアで活躍したデザイナー
フォルチュニィ(1871~1949)の作品です。

日本・中国から輸入した極上の絹サテンに
細かいプリーツ加工をした
構造自体が装飾を兼ねる、
「デルフォス」と名付けられた画期的作品。

現代人の目には画期的には感じないはずですが、
まだコルセットや装飾が残る時代にあっては
驚くべき発想力だったことでしょう。
両脇を留めているのはトンボ玉。
ベネチアで活躍していたマルチな才能の フォルチュニィらしい発想です。
トンボ玉はボタンの役割兼‘おもり’なんだそう。
確かにこの薄い生地ですから、おもりでシルエットを安定させるのは納得。

実はフォルチュニィさん、日本の影響を相当に受けているのです。
これなんか、着物のコピー(*^_^*)

こうなるとコピーではなく、オリジナリティが感じられます。
中に合わせている赤いドレスは「デルフォス」
デルフォスは、古代ギリシャをデザイン・ソースとしたドレス。

古代ギリシャと日本。

ギリシャは西洋の美の基準だからわかるとして
そこに日本が加わるのです。
西洋人の美意識にどれほど日本が影響を与えたことか
私たちの多くは知らないことが多すぎると思うのです。

フォルチュニィと同様に古代ギリシャと日本から
多大な影響を受けた偉大なデザイナーとして
有名なマドレーヌ・ヴィオネ

フォルチュニィとヴィオネ。
モダンなステイルを作り出した彼らに
私たちの着物や浮世絵が影響を与えたことを思うと
胸が熱くなります。

リアル・クローズやらファストファッション、読モ
なんて言ってないで、
圧倒的な日本の美意識を服飾で表現する人が
もっと、もっと、もっと
出てきますように!!


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2012年10月30日火曜日

こちらもアール・デコの寵児 エルテ ELTE

ジョルジュ・バルビエより先に私はエルテの名を知っていました。
まだ学生だった頃、たまたま通りがかった札幌グランドホテルで
エルテの作品が展示されていたのです。



1920年代の雑誌「ハーパース・バザール」誌の表紙、挿絵(?)
なんという美しさ・・・
 


これほどの力量の作品が雑誌を飾っていたなんて、
とんでもないクォリティです。
アールデコの時代の美意識がいかに高かったことか(*_*)

デザイン画の授業で、私はいつも絵の線が細く
大胆な絵が描けずにいたのですが、
「細い線でもこんな風に表現できるから、線の太さにこだわらなくて良い」
と、エルテの絵を見ながらデザイン画の先生が指導してくださいました。

エルテは1892年生まれ。
私がグランドホテルでその作品を見たときの彼の年齢は
100歳に近い年齢だったのです!

おそらく当時、生きる伝説だったことは間違いありません。
リアルタイムで作品を見たことは
私の小さな財産です。


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2012年10月29日月曜日

アール・デコ 最高のイラストレーター ジョルジュ・バルビエGeorge Barbier

今ほど雑誌がなかった時代。
モデル・写真ではなく、美しいファッション・イラストが溢れていました。
私が好きなのは、ジョルジュ・バルビエ。



   単なるイラストレーターではなく、デザイナーも兼ねた存在だったとか。



    バルビエの作品は「ポショワール」という技法で表現されています。
    現在ではすでに‘まぼろし’とされている技法なんだとか。
   

昨年発売された本です。
帯のコピー「花咲く乙女たちの・・・」
これ、バルビエの世界を分かっていない人が書いたとしか思えない(´Д` )
花咲くではなく、‘官能的’。

商業的に成功させるために、いかにも日本人受けしそうなコピー。
気に入らないので珍しく‘お客様カード’に書いて投函しました。

ご意見ありがとうございますの内容の手紙と
新刊本入荷のメールが以来届きます。

額装して作業部屋に飾っています。
乙女では無いな。


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2012年10月28日日曜日

SAPPORO DESIGN WEEKで見つけたステキなタイツ

札幌駅前地下歩行空間(通称‘チカホ’)で
第8回 サッポロ デザインウィーク
が開催されていました。

建築・家具・大学・専門学校など、デザイン関係の団体が
それぞれの形で展示しています。

出身地にボールを投票していく参加型の展示

紙で家を造り、街を作るこちらも参加型ワークショップ

そんな中、このタイツ。
「シュシュエムチャチャhttp://chouchouetmuchacha.tumblr.com/
さんの作品です。
シルクスクリーンで、1点ずつ仕上げているんだそう。
色・柄どちらもとてもステキです。

普段は4丁目プラザ7F自由市場で販売しています。

家具屋さんが木の端材でワークショップ。
自由に木を接着して積み上げて行きます。
これも参加型。




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2012年10月27日土曜日

和紙の服・ミュシャの服(Vista Quest 7024J)

札幌の生地屋さん‘カナリヤ’のショーウィンドウに
またステキな服がディスプレイされています。


北海道文化服装専門学校の学生の作品です。
和紙を切り抜いて作ったそうです。

古くから日本にある、和紙で作った着物をヒントに
コム・デ・ギャルソンが以前、服を作りました。
それにインスピレーションを得て作った服でしょう。


切り抜き部分のアップです。



こちらは、アルフォンス・ミュシャの絵を
ドレスに取り込んであります。

ミュシャの絵の部分はビーズやスパンコールではなく、
卵の殻。
殻に着色したものを貼ってあるのです。


学生の感性と、指導する先生。
両者で素晴らしい作品を作り上げたのですね。


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